36歳、上流フリーエンジニアにインタビューしてみました!
2020.07.19
本日は上流エンジニアとして弊社案件で活躍するTさんにお越し頂きました!
これまでどんな思いでお仕事をされてきたのか、そしてなぜフリーになったのかなど、深掘りして伺っていきたいと思います!
アルマ営業
本日はよろしくお願いします。
まずはご年齢と所在地、そして業務内容から教えてください。
Tさん
現在、37歳で、練馬区に住んでいます。上流寄りのシステムエンジニアです
アルマ営業
早速ですが、Tさんがエンジニアになったきっかけは何でしょう?
Tさん
エンジニアになろうと思ったのは小学校のころです。
小学校5年の担任が自作でゲームを作っていたのを、自由学習の時間にコンピューター室で遊ばせてくれたんです。
たしか5択のクイズゲームとか、ちょっとしたRPG、あと平安京エイリアンのパクリみたいなやつでしたね。
それが初めてプログラムに興味を持ったきっかけでした。その影響で、中学でコンピュータの部活に入りました。PC98、Dosベーシックの時代ですね。
アルマ営業
小学生の先生、すごいですね。ではそこからずっとPCに触れてきたんですか?
Tさん
いや、実は高校・大学では離れてたんです。
大学では教職目指していたので、しばらくPCには触れない時期が続きました。ですが大学3年の頃、周りが就活をはじめたあたりで、やっぱりコンピュータに関わる仕事がしたい!と思って中退してしまいました。
そこからですね。名古屋のHALに入学して、エンジニアを目指しました。HALに入って仲良くなったメンバーは今でも付き合いがあるくらい深い仲になりました。
カリキュラムとしてはCとかC++とかアルゴリズムなどでしたね。卒業制作でゲームを作るプロジェクトのリーダーも経験しました。レーシングゲームで、学園祭で展示したらけっこう人気でしたよ。
アルマ営業
なるほど。そうやってエンジニアとしての第一歩を踏み出して行ったんですね。
卒業後はすぐにエンジニアとして働くことができたんですか?
Tさん
はい。卒業後は名古屋のシステム会社に入りました。子供の頃から一生名古屋にいるだろうと思っていたんで、何の疑問もなく名古屋で職場探しをしました。
言語はVBメインでトヨタ関係の工場の生産ライン管理システムを作っていた・・・のですが、景気も良くない時代だったので名古屋には仕事がなくなってしまい、東京本社に異動を命じられました。
アルマ営業
そうだったんですね。ではそれからずっと東京に?
Tさん
いえ、それがそうでもなく。
時系列で話すと、まず東京に来てからは親会社のアプリケーション導入支援をしました。その間、一旦開発からは手が離れてしまいました。
それから半年くらいで、また名古屋に異動しPL/SQLの案件に初めて入りました。今のメインスキルはここで初めて触ったPL/SQLなので感謝もしてます。
ただ、また3ヶ月した頃に東京に異動しろという話が出てきたんですよね・・。それで、振り回されたくないと思って、異動を断って会社も辞めてしまいました。というか辞めざるを得なかったと言うか・・。それが26歳の頃です。
アルマ営業
そうすると、また名古屋でエンジニアの仕事を探されたんですか?
Tさん
いえ、それが名古屋で職を探したんですが、プログラマーの仕事が全然なかったんですよ。
それで他の職種も視野に入れて、今後に活かせると思って営業の仕事に就きました。内容的にはパッケージソフトをハードウェアとのセットで販売する仕事でした。
アルマ営業
営業経験がおありだという話は聞いてましたが、名古屋で営業に転職していたんですね。
Tさん
はい。ただ・・この営業会社が超ブラックだったんです。
会社は親子経営で、この親子の仲が険悪。父親は昔かたぎの営業で、喧嘩っ早くて何度も殴られました。意に沿わない発言するとすぐに殴ってきます。運転中に急にグーパンされたこともあります。完全にパワハラでしたね。
そんな中でも一人だけ尊敬できる上司がいて、間を取り持ってくれることもあったので、その情にほだされて3年も務めました。でも入社してきた人は自分より先にどんどん辞めていく状況でした。
アルマ営業
殴るって、本気のグーパンですか・・それはたしかにブラックですね。というかありえませんね・・。
そこからまたプログラマーに戻られたんですよね。それはどういうきっかけだったんですか?
Tさん
ある年、HAL卒業メンバーの忘年会で現状の話をしたときに、友人たちが東京で会社を立ち上げたり、プログラマーとして活躍している話を聞いたのがきっかけです。
そこで、もっと東京での話を詳しく聞かせてくれとお願いして、話を聞く内に東京に出てフリーランスとしてやっていこうと決意を固めました。
結果、3年間も開発から離れていたんですが、ありがたいことにオファーを貰うことができて久しぶりの東京生活をスタートしました。
アルマ営業
いよいよフリーランスとしてのエンジニアのキャリアが始まったわけですね。
Tさん
はい。最初の案件は、銀行のATMについている電話の先につながっているコールセンターの管理システムの開発でした。ちょっとややこしいですね(笑)
そこでは、純粋な開発案件というよりもベンダーコントロールや要件定義をさせてもらえました。結果、1年半ほどここでお世話になりました。
それからというもの、幾つかの案件を経験しましたが、全体的には開発寄りというよりもベンダーコントロールや要件定義を絡めながら、PL/SQLの案件をいくつかこなしてきました。
アルマ営業
ちょっと話は戻りますが、東京に来る時に正社員という選択肢も合ったわけですよね。
その時、フリーになった理由は何なんでしょう?
Tさん
フリーを選んだ理由は、単純に収入を増やしたかったからです。
知り合いの話を聞いて、正社員とフリーの金額の差に愕然としました(笑)
アルマ営業
それが理由だったんですね。
でも、フリーになることに不安はなかったんですか?
Tさん
いやー、まったくありませんでした。
そもそも正社員だった時に安定を感じていなかったので(笑)だから正社員のメリットってないと思ってたんですよね。しかも会社の命令はYES以外がない、NOといった瞬間に目をつけられるっていう。今は大手であっても安定しているとは言えない時代ですから。
もちろん、フリーとして現場がない時期、働かない期間は収入がなくなるなとは思ったんですが、まぁそれならそれでバイトでもすればいいやくらいの感覚でした。
アルマ営業
なるほど、前向きですね。
そうしてフリーになって東京で活躍されていますが、今の仕事にはやりがいを感じていますか?
Tさん
うーん、やりがいですか。SEという仕事自体は好きだけど、それがモチベーションになるかと言うと正直違う気もしますね。自分は仕事自体にやりがいというのは求めてないような。
こうして話すと頭が整理されますね。今の自分のモチベーションは彼女の存在かな。
将来的には結婚もしたいと思っているし、そのためには仕事もしないといけないし、そういう意味ではトータルとしてやりがいは感じていますかね。自分の人生を豊かにする1つとしての仕事という感じです。
アルマ営業
彼女さん、大切にしてくださいね!
では次の質問なのですが、今の年収には満足していますか?
Tさん
それは満足しています。もちろん単価が上がるなら上げたいですが、今のペースで働きたいとも思っているので、そういう意味ではバランスが取れていると感じますね。
アルマ営業
それは何よりでした。ちなみに、今の働き方に将来性を感じますか?
Tさん
そうですね。いつだってベンダーコントロールや要件定義は必要ですからね。だから、この業界に自分の仕事がなくなることは無いと思うんです。どこかには、必ず自分に合う案件や仕事があるはず。
もちろんAIや新しい技術はどんどん出てくると思うんですが、それこそその時に新しい仕事も生まれてくるはずです。
例えば昔は携帯がこんなに進歩するとは思っていなかったし、そこにゲーム開発の仕事がこんなにたくさん出てくるとは想像もしていなかったんですよね。自分は楽観的なのかもしれないですが、将来性を心配したことは無いですね。
あ、でも、ただ純粋にプログラムだけのスキルセットだと海外技術者やAIの発達によって、全くの0になることはないでしょうけど仕事が減ってくる可能性もあると思います。だからスキルだけの一点突破の職人になるのではなく、幅広くスキルを付けていくことが大事ですね。
アルマ営業
貴重なご意見ありがとうございます。ではこれも皆さんに伺ってるんですが、フリーランスに転向して困ったことはありますか?
Tさん
うーん、特にないですね。
強いて言えば税金関係だけど、事前に確定申告大変だと言われて覚悟はできていましたし。知り合いに税理士もいるので話を聞けたんで問題なかったですしね。
アルマ営業
なるほど。知人にそういう方がいるのは心強いですね。
すみません、そろそろお時間が来てしまいました。
最後にこのインタビューをご覧いただいた方へひとこと頂けますか?
Tさん
そうですね・・。人の縁はとても大切だと感じています。その時その時の出会いによって、今の自分は作られています。だから人の縁を大事にしていって欲しいですね。
そして、今までやってきたことは全て今に活きているとも思います。過去の自分があって、だから今があります。自分の人生を楽しんだもの勝ちだと思うので、より良い人生を模索していきましょう。
アルマ営業
良いお言葉がいただけました!本日はありがとうございました。
さっそうと帰っていくTさん。本日はありがとうございましたm(_ _)m
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